Blog Magazineメガネ・補聴器のブログマガジン

メガネ

メガネの国家検定資格「眼鏡作製技能士」について

2022.04.29 2022.05.11
眼鏡作製技能士 認定眼鏡士
眼鏡作成技能士イメージ

「眼鏡作製技能士」とは、眼鏡作製においてお客様に最適な提案・販売・アフターフォローを行う総合エキスパートのことで、いわばメガネのスペシャリストと言えます。
既に世界40ヶ国以上でメガネの資格制度が導入されていますが、国民の眼の健康を守るために、日本でも眼鏡作製者の国家検定資格が始まります。
これまでとの違いと、安心してメガネを選べるお店の条件として必要となる資格なのか、をご説明いたします。

眼鏡作製技能検定とは

眼鏡作成技能士イメージバナー

眼鏡作製において、お客様の眼鏡の使用状況・使用目的を聞き取ると共に、視力の測定、レンズ・フレームの販売、加工前作業、レンズ発注・加工、フィッティング、引き渡し、アフターケアを行う眼鏡作製の総合エキスパートです。


出典: 眼鏡作製技能検定 ( 公益社団法人 日本眼鏡技術者協会 )

「眼鏡作製技能士」とは、パソコンやスマートフォンの使用など生活の多様化や高度化する国民の必要性に伴い、「適切な診断と治療」と「適切な眼鏡作製」の2つの実現に向けて眼鏡作製者が眼科専門医と連携し、国民にとってより良いメガネを提供するために知識・技能の向上を目的とした日本でただ一つの国家資格です。

これからは、この「眼鏡作製技能士」が国の定めた基準に基づき、豊富な知識と卓越した技能を併せ持つ「メガネの総合エキスパート」として、適切な視力測定・使用目的や生活習慣を考慮したレンズの選定・ファッション性を含めたフレームのアドバイス・正確なフィッティングやレンズ加工などを踏まえ、お客様一人ひとりに最適なメガネをご提供します。

「眼鏡作製技能士」に必要な知識と能力

「眼鏡作製技能士」は、メガネの総合エキスパートとして、以下のような知識や能力を身につけていることが求められます。

< 知 識 >

  • 視機能、光学、商品、眼鏡販売、加工作製、フィッティング
  • 企業倫理・コンプライアンスに関する【幅広い知識】
  • 眼鏡業界に関する【専門的な知識】

< 能 力 >

  • お客様のニーズをくみ取る【コミュニケーション能力】
  • お客様に合った眼鏡を作製する【測定・加工・フィッティング能力】
  • お客様に正しい装用・取り扱いを説明する【説明能力】

出典: 眼鏡作製技能検定 ( 公益社団法人 日本眼鏡技術者協会 )

公益社団法人日本眼鏡技術者協会のホームページに、「眼鏡を作る人には国家資格が必要と考えている人は82%」というアンケート結果が掲載されています。

せっかくメガネをつくったのに「こんなはずでは」と後悔した経験はありませんか。
このグラフは財団法人日本消費者協会がメガネをかけている男女2千人を対象にアンケート調査した結果で、「国家資格が必要」と82%の人が答えています。
メガネを購入される方々の安心のために、「認定眼鏡士制度」は必要不可欠といえましょう。

出典: 認定眼鏡士とは(公益社団法人 日本眼鏡技術者協会)
    情報公開 平成22年7月実施「眼鏡に関するアンケート結果」( 公益社団法人 日本眼鏡技術者協会 )

「眼鏡作製技能士」には1級と2級がある

国家検定資格である眼鏡製作技能士には、1級と2級の技能士がいます。
求められる水準は、以下の内容です。

1級【後進の目標となる眼鏡作製技能士】

  • 眼鏡市場のトレンドを把握し、顧客の眼鏡に関する潜在的なニーズをくみ取り、最新の技術で製造されたレンズ、フレームを活用し、顧客に最適な眼鏡の提案ができる。
  • 眼鏡作製に必要な詳細な知識・技能を身につけているのみならず、それらを体系的に理解しており、他の眼鏡作製従事者の指導や育成を実施することが可能である 。
  • 眼鏡作製知識・技術だけでなく、コンプライアンス、眼科専門医との連携に関する十分な知識を持ち、総合的なマネージメント能力を持つ 。

2級【業界のベースとなる眼鏡作製技能士】

  • 顧客の眼鏡に関するニーズをくみ取り、販売されているレンズ、フレームを活用し、適切な眼鏡の提案ができる。 眼鏡作製に必要な概略の知識・技能を身につけており、顧客のニーズに応じた眼鏡を作製する事が出来る 。
  • 眼鏡作製に必要な概略の知識・技能を身につけており、顧客のニーズに応じた眼鏡を作製する事が出来る。

出典: 求められる水準( 公益社団法人 日本眼鏡技術者協会 )
眼鏡作成技能士イメージバナー

厚生労働省からの報道発表

令和3年8月13日に、厚生労働省から下記内容の報道発表が行われました。

厚生労働省は、このたび、「職業能力開発促進法施行規則」および「職業能力開発促進法第47条第1項に規定する指定試験機関の指定に関する省令」の一部を改正し、「技能検定」の職種に「眼鏡作製職種」を新設しました。また、これに伴い、試験業務を行う指定試験機関として、「公益社団法人日本眼鏡技術者協会」を指定しましたので、公表します。
技能検定「眼鏡作製職種」の新設は、多様化・高度化する顧客のニーズに伴い、「適切な診断・治療」と「適切な眼鏡作製」の双方の実現に向けて、眼鏡技術者が眼科専門医と連携しつつ、国民により良い眼鏡を提供し、目の健康を守れるよう、眼鏡作製の技能を高めていくことを目的としています。


出典:厚生労働省ホームページ 報道発表資料より


現在は「認定眼鏡士」という資格

「認定眼鏡士」は、公益社団法人 日本眼鏡技術者協会が定めるメガネのスペシャリストで、
「S級」「SS級」「SSS級」と指定の試験をクリアした人材にだけ与えられる資格制度です。
2001年にスタートし、日本で唯一のメガネに関する資格「認定眼鏡士 」 制度は、2022年3月末で終了し、国家検定資格「眼鏡作製技能士」へと移行します 。

メガネは、単によく見えるとかお洒落だけではなく、使用し続けても疲れず快適・・・など様々な条件が融合してこそ、視生活を守る大切な道具となります。
それだけに適切な視力測定、使用目的やライフスタイルにあったレンズ選定、フレーム選び、フイッティング調整、レンズレイアウトなど専門的で複雑な技術が必要となります。
しかし、一般の方々がその技術レベルを判断することは容易ではありません。そこでメガネ販売にたずさわる人の知識や技術を審査認定し、一般の方々にわかりやすくしたのが公益社団法人 日本眼鏡技術者協会による「認定眼鏡士制度」です。


出典: 認定眼鏡士とは(公益社団法人 日本眼鏡技術者協会)

東京メガネと「眼鏡作製技能士」の取り組み

店員イメージ

国家検定「眼鏡作製技能士」制度スタートに向けて

私たち「東京メガネ」では、日本眼鏡技術者協会による「認定眼鏡士制度」を利用し、眼鏡の有資格者を多く輩出することで、お客様に快適なメガネを提供する企業として、「Quality of Life」 の一助を担ってまいりました。

そんな中、2021年8月に厚生労働省の省令改正により技能検定「眼鏡作製職種」が新設され、2022年11月に国内初のメガネの国家検定「眼鏡作製技能士」が誕生することになりました。

「眼鏡作製技能士」とは、多様化・高度化する生活者のニーズに伴い、「適切な診断・治療」と「適切な眼鏡作製」双方の実現に向け、眼鏡作製者が眼鏡専門医と連携し、生活者にとってより良い眼鏡を提供するために知識・技能の向上を目指すことを目的とした国内唯一の資格となります。

私たちは、企業理念である「先人より受け継いだ技能を駆使し、全ての人に快適な暮らしをお届けする」を体現するため、そして精確で快適な眼鏡を提供する更なる社会貢献のため、この新しくスタートする「眼鏡作製技能士」制度の主旨に賛同し、本資格の取得に向けた積極的な取り組みに励んでまいります。

東京メガネでは、レンズ選びからフィッティングまで、快適なメガネをお仕立てするために、とことんこだわります。ぜひお近くの店舗までご相談ください。


関連する記事