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メガネの国家検定資格「眼鏡作製技能士」について

2022.11.17 2023.01.24
眼鏡作製技能士 認定眼鏡士

国家検定資格「眼鏡作製技能士」は、国の定めた基準に基づく卓越した技能を持った、眼鏡作製の総合エキスパートです。
国内唯一の新しい資格として2022年4月の学科試験から始まり、同年11月に第一期生の「眼鏡作製技能士」が誕生しました。
東京メガネでは、この「眼鏡作製技能士」制度の主旨に賛同し、お客様に快適なメガネをお届けするため、さらなる技能の向上を目指し、スタッフの本資格取得に向けた取組みに、より一層励んでまいります。

眼鏡作製技能検定とは

眼鏡作製技能士

働くうえで身につける、または必要とされる技能の習得レベルを評価するのが、国家検定制度で、国の定めた基準に基づく試験に合格すると合格証書が交付され、「技能士」と名乗ることができます。


出典: 厚生労働省 技能検定制度について

眼鏡作製技能検定とは、眼鏡作製に従事する者が目指す国家検定資格のことで、指定試験機関である(公社)日本眼鏡技術者協会が実施する学科試験と実技試験、両方の試験に合格すると「眼鏡作製技能士」の称号が付与されます。

この眼鏡作製技能検定は、多くの歳月を掛けて誕生した検定制度であり、多様化・高度化する顧客のニーズに伴い、「適切な診断・治療」と「適切な眼鏡作製」の双方の実現に向けて、眼鏡技術者が眼科医と連携しながら、国民により良い眼鏡の提供と、目の健康を守れるよう、眼鏡作製の技能を高めていくことを目的としています。



眼鏡作製技能士に必要な知識と技能

眼鏡作成技能士イメージバナー

「眼鏡作製技能士」は、眼鏡の総合エキスパートとして、 以下の知識・技能を身につけていることが求められます。

< 知 識 >

  • 視機能・光学・商品・眼鏡販売・加工作製・フィッティング
  • 企業倫理・コンプライアンスに関する【幅広い知識】
  • 眼鏡業界に関する【専門的な知識】

技 能 >

  • お客様のニーズをくみ取る技能【コンサルティング】
  • お客様に合った眼鏡を作製する技能【視力の測定・加工調整・フィッティング】
  • お客様に正しい装用・取り扱いを説明する技能【コミュニケーション】

今後(公社) 日本眼鏡技術者協会 が指定試験機関として、学科試験ならびに実技試験の厳正な試験を行い、 適切かつ公平に眼鏡作製に必要な知識と技能を備えているかの 判定を行ってまいります。

「眼鏡作製技能士」には1級と2級がある

眼鏡製作技能士には、1級と2級の2つの等級があります。
求められる水準は、以下の内容です。

1級【後進の目標となる眼鏡作製技能士】

  • 眼鏡の市場とトレンドを把握し、顧客の潜在的なニーズをくみ取り、最新の技術で製造されたレンズ・フレームを活用し、顧客に最適な眼鏡の提案ができる。
  • 眼鏡作製に必要な詳細な知識・技能を身につけているのみならず、それらを体系的に理解し、他の眼鏡作製従事者の指導や育成を実施することが可能である 。
  • 眼鏡作製における知識・技能だけでなく、コンプライアンス・眼科医との連携に関して十分な知識を持ち、総合的なマネージメント能力を持つ 。

2級【業界のベースとなる眼鏡作製技能士】

  • 顧客のニーズをくみ取り、販売されているレンズ、フレームを活用し、適切な眼鏡の提案ができる。 眼鏡作製に必要な概略の知識・技能を身につけており、顧客のニーズに応じた眼鏡を作製する事が出来る 。
  • 眼鏡作製に必要な概略の知識・技能を身につけており、顧客のニーズに応じた眼鏡を作製する事が出来る。
眼鏡作成技能士イメージバナー

従来は「認定眼鏡士」という資格

認定眼鏡士は、(公社)日本眼鏡技術者協会が眼鏡作製技能検定の指定試験機関になる前に定めていた業界資格制度です。
2001年にスタートし、日本で唯一の眼鏡資格として多くの眼鏡従事者に支持されましたが、2022年3月末で終了となりました。
しかしながら、この認定眼鏡士制度によってもたらされた功績は大きく、メガネが単に「見る道具」ではなく「視生活を守る大切な道具」であることや、眼鏡作製には知識と技能が必要であることを、多くの国民に広めてきた実績が認められ、この度の「眼鏡作製技能士」新設につながりました。

東京メガネにおける「眼鏡作製技能士」の取り組み

私たち「東京メガネ」は、日本眼鏡技術者協会による「認定眼鏡士制度」を支持し、眼鏡の有資格者を多く輩出することで、お客様に快適なメガネを提供する企業として、「Quality of Life」 の一助を担ってまいりました。

その中で、厚生労働省の省令改正により、眼鏡の国家検定資格である「眼鏡作製技能士」が誕生することになりました。

「眼鏡作製技能士」とは、多様化・高度化する生活者のニーズに伴い、「適切な診断・治療」と「適切な眼鏡作製」双方の実現に向け、眼鏡作製者が眼鏡医と連携し、国民により良いメガネを提供するために知識・技能の向上を目指すことを目的とした国内唯一の国家検定資格となります。

私たちは、企業理念である「先人より受け継いだ技能を駆使し、全ての人に快適な暮らしをお届けする」を体現するため、そして精確で快適なメガネを提供する更なる社会貢献のため、この新しい「眼鏡作製技能士」制度の主旨に賛同し、本資格の取得に向けて積極的に取り組んでまいります。


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