遠近両用メガネって何?遠近両用メガネの種類や違いをわかりやすく解説!

遠近両用メガネの種類や違いをわかりやすく解説いたします。
遠近両用メガネとは?
遠近両用メガネのレンズは、遠くを見る部分と近くを見る部分が配置されており、単焦点レンズ(いわゆる普通の近視用レンズや遠視用レンズ)とは異なります。
遠近両用メガネは遠くも近くもカバーできるため、メガネを掛け替えるわずらわしさがなく、利便性が高くなります。
遠近両用メガネの種類
一口に遠近両用メガネといっても、様々な生活パターンにあわせた種類があります。
領域の
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ポイント
手もと重視

室内専用

オールマイティ

使用距離
約40cm ~ 80cmくらいの距離での使用に最適。
約40cm ~ 3mの距離での使用に最適。
約50cmから無限遠まで、幅広い焦点距離。
おすすめ
華道や読書など、室内での趣味や細かい作業をされる方。
お買物、家事、コンピュータ画面を見ての作業など、室内で活動される方におすすめ。
メガネを常用される方や、主に屋外で活動される方におすすめ。
累進帯(るいしんたい)の長さとは?
累進帯の長さとは、遠用から近用へ度数が切り替わる距離のことです。


<累進帯が長い>
- 緩やかな変化で疲れにくい
- 遠用から近用ポイントまで目の移動距離が大きい
- 大きいレンズで広い視野を確保
- 中間距離も楽に見える
<累進帯が短い>
- 変化が急激なため歪みを感じやすい
- 遠用から近用ポイントまで目の移動距離が小さい
- 小さいレンズデザインでも使用可能
- 中間距離の視野が狭い
レンズの設計の違いは?
レンズの設計には、大きく分けて3種類あります。
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おすすめ
レンズの外側に累進面を設計。 メガネを常用している方におすすめ。
レンズの内側に累進面を設計。 メガネが初めての人におすすめ。
レンズの両側に累進面を設計。遠視の方や度数の強い方におすすめ。
遠用ポイントから近用ポイントまで、目の移動距離が小さく疲れにくい。
累進面が眼に近いため、近用の視野が広く歪みも少ない。
視野が広く、ユレ・ユガミが大幅に少ない。
近方視野の狭さを煩わしく感じる場合がある。
遠用ポイントから近用ポイントまで、目の移動距離が大きくなる。
見え方のデメリットは少ないが、設計が複雑なため、価格が多少高い。
まとめ
いかがでしたか?快適なメガネはまず自分の視力を理解すること、そして使用目的に合わせたレンズ選びが重要です。