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No.2

「子どもメガネ」の選び方・お手入れ・トレンドは?

店頭インタビュー[認定眼鏡士がお答えします]


こんにちは。今回は”子どもメガネ”についてお話をうかがいます。

やはり子ども用はメガネケースなどがポップで可愛らしいものが揃っていますね。けれども、メガネ自体は大人用とデザインがあまり変わらないように感じます。

馮:
そうですね。3~4才用のものはレンズの天地幅が比較的ありますが 、それ以上の年代の子どもメガネはレンズも小さめで、大人用とデザインは大きく変わりません。

大人用と子ども用で、明確な違いはありますか?

馮:
まず、サイズが違います。大人用に比べて子ども用はレンズの横幅や、ブリッジ部分(左右のレンズ間の幅)も狭く作られています。
レンズ横幅
大人用:50~52mm
子ども用:42~48mm
ブリッジ
子ども用は大人用より1~2mm狭い

サイズ以外の特徴はありますか?

馮:
子ども用は、テンプル(耳にかける棒)の先が太めになっているものが多いです。後ろに重心が行きますので、前にずれるのを防いでくれます。テンプルの先にくぼみがあり、ベルトを取り付けられるタイプも比較的多いですね。

授業中や運動時にも便利ですね。

馮:
「アイガード」というスポーツ時に特化したメガネがあり、子ども用の商品もあります。激しい動きのスポーツに対応するもので、サッカーチームなどで採り入れられることが増えたためか、最近は子ども用アイガードをお求めにいらっしゃる方も増えてきました。

子ども用メガネのトレンドと価格

最近はどのようなデザインが人気ですか?

馮:
女子と男子で違いますね(笑)。女子はテンプルにロゴやキラキラしたストーンが付いたものがいいと言うお子様がほとんどですね。男子には青、シルバー、黒などシックなものが人気です。

大人と同じブランドからも子ども用フレームが発売されているのですね。

馮:
お顔の小さい大人の方で、子ども用メガネフレームをお使いの方もいらっしゃいます。お子様は中学1、2年生頃から大人用フレームをご利用になる方が多いですね。レンズ自体は大人も子どもも同じ物を加工して使用しますので、問題なくお使いいただけます。

お値段に違いはありますか?

馮:
はい、子ども用メガネフレームは1万円台後半のものがほとんどです。フレーム全てを形状記憶合金で製造しているものもありますが、特に重要な箇所のみに使用し、お値段を低めに抑えている種類もあります。レンズは大人用と同じになります。

作り変え時期の目安と
お手入れ方法

子ども用メガネを作り変える時期の目安はありますか?

馮:
お子様は成長が早いので、2年ごとに作り変えるケースが多いです。視力の変化に伴い、1年後にレンズのみ交換し、さらに1年後には、フレームごと交換します。

お手入れ方法はどうしたらよいですか?

馮:
大人用のメガネと同じで、汚れた場合は薄めた中性洗剤で洗い、水分はティッシュで取り、拭き取る場合はハンカチではなく、必ず専用のメガネ拭きをお使いください。

壊れた場合のアフターフォローはありますか?

馮:
こちらも大人用と同じで、通常使用での破損については1年間無料交換保証があります(※一部部品交換となります)。もしお子様が落としたりして壊してしまった場合でも、有料での修理を承っておりますのでご安心ください。ふちなしフレームはふちのあるフレームよりは強度が低いので、お子様にはふちのあるタイプをお勧めしておりますが、子ども用メガネ全体で破損のご連絡が特に多いということはありません。

最適な視力で快適な学校生活を送ってもらえるといいですね。ありがとうございました。

メガネケースやメガネスタンドもあります。

ドクター特別インタビュー

子どもの目に、
大人はもっと敏感になるべき

真下 一策 
(一般社団法人 日本スポーツビジョン協会 代表理事)

今日は子ども用メガネがテーマということで、医師の真下先生に子どもの視力矯正の必要性をおうかがいします。先生は長年「スポーツと視覚」を研究され、プロスポーツ選手のチームドクターを歴任されたり、『わが子をプロ野球選手に育てる本』等の執筆もされています。

子どもの視力矯正の必要性

近頃の子どもの視力はいかがでしょうか……? 傾向はありますか?

真下先生:
子どもの視力はどんどん低くなっている傾向があります。小学生で裸眼視力1.0以下の子どもが約30%を占めるんですね。今、学校では視力を度数でなく A(1.0以上)、B(0.9~0.7)、C(0.6~0.3)、D(0.2以下) で分類し保護者に伝えているのですが、裸眼視力で0.7がないと(CおよびD)、黒板の字が読みにくいということになります。

視力0.3未満の子も増加しているのですね。

真下先生:
子どもの目というのは、小学校に入る頃までに構造的には完成し、視力もよくなってきます。ところが小学校に入ると教科書を読んだりテレビゲームをしたり、長時間近いものを見るようになります。そうすると、「仮性近視」とか、昔風に言えば「学校近視」とか呼ばれる一種の近視の子どもが増えてきます。仮性近視は本来一時的なもので、長時間近くを見るために起きることが多いのです。逆に言えば、遠くを見たり近くを見たりすることで焦点調節をしている筋肉のストレッチをすることで、かなり元の視力に戻るんですね。

視力を維持するために何かいい方法はありますか……?

真下先生:
外で遊んでいる子はなかなか視力が落ちません。室内で遊んでいる子は、視力のピークが小学校の低学年でその後落ちていく傾向なんです。ということは、視力の低くなった子でもスポーツをすることで、ある程度視力が保てる可能性があるということなんですね。

視力矯正の手段

子どもの視力矯正の必要性について、教えていただけますか?

真下先生:

黒板の字が見えにくい視力0.7以下の子は視力矯正の必要があります。その場合、以下の手段があります。

  • 1メガネ 一番簡単で度数調整も容易
  • 2コンタクトレンズ ※自主管理が出来る中学生から
  • 3角膜矯正手術(レーシック) ※手術適応は18歳以上
  • 4オルソケラトロジー 新しい方法で、夜間に特殊なコンタクトレンズを装着する ※適応は20歳以上
ただし、それぞれ年齢制限があるんですね。そうすると小学生はメガネしかありません。

小学生の場合、スポーツをすると視力が維持できるかもしれないんですよね。

真下先生:
はい。その可能性を考え、視力の変動幅を考えて、小学生の場合メガネで1.0位の視力が出ればいいと思います。

小学生は、勉強もスポーツも
重要な時期

視力のことを考えると小学生はできるだけスポーツを一所懸命すべき、と言えるでしょうか……?

真下先生:
小学生というのは、頭の発達から言うとたいへん重要な時期なんです。頭の中で盛んに神経細胞が展開し、回路が作られるのです。ですので、勉強もしてほしい。我々スポーツビジョンの立場から申し上げますと、スポーツもしてほしい。というのは、スポーツの感覚的なセンスを養う時期というのも小学生の時代なのです。例えば一輪車ですが、大人になってからではなかなか乗れません。でも小学生はすぐ乗れるでしょ? そういう神経回路というのは小学生の時代だからできるのです。

視力の低い子は、メガネをしたままだとスポーツがしにくいですね。

真下先生:
これまでは、普通のメガネはぶつかると壊れて、怪我の原因になりますから、安全を考えメガネを外してスポーツをすることが多かったのです。そうすると、感覚を養う大切な時期に、よく見えないでスポーツをすることになります。ということは、上手になれない。せっかく鍛えれば感覚的なセンスが身につき、動体視力もよくなって、距離感もよくなって……という可能性のある時期に、それらが全てだめになっちゃう。でも、メガネは着けられない。特に接触プレーのあるサッカーなどではメガネは着けられないんですね。

もったいないですね。視力が低い子どもはスポーツを楽しめない、ということにもなりますね。

真下先生:

そういう子たちにも視力矯正をしながらスポーツをさせてあげたいんです。でも普通のメガネはだめ。ということで、素材的に安全なゴーグルタイプの度付きのものを我々は推奨しています。サッカーでは使用可否はレフェリーの権限なのです。日本サッカー協会の審判部では、子どもの安全なゴーグルについては積極的に前向きに判断しようと表明してくれています。

スポーツのトレーニングは一般的には筋肉トレーニングが考えられますが、筋力というのは男性ホルモンの影響を受けます。したがって筋肉をつけるのは思春期になってからで十分で、むしろその時期になってからでよい。小学生の時期は感覚的なスポーツセンスを養う時期にふさわしいといえます。スポーツのトレーニングは年代を追って、その時期に最もふさわしいことをするのが重要です。少年野球やサッカーをさせている保護者の方にお願いしたいのは、小学生の時期に勝敗にこだわらないでほしい。それよりも今の時期にすべきことをすることで、野球やサッカーが上手になる将来を計画してほしいのです。

例えばイチロー選手のお父さんチチローさんは、イチロー選手が小学生の時、普段見ることのないようなスピードのボールを見せたそうです。動体視力をよくしよう、目慣らしを十分にやっておく、といったことで、それに備わった神経回路が出来ます。チチローさんのされたことは、理に適ったトレーニングだったのです。大人になってから速いボールを見ても、良い動体視力はつきません。我々はこれまでオリンピック強化選手やプロスポーツ選手3千人以上にお会いしましたが、子どもの時の目のトレーニングを十分していたことが分かりました。子どもの時にスポーツが好きで、外で遊ぶのが大好きだったんです。

子どもの目というものに、大人はもっと敏感になるべきなんですね。スポーツをやっている子に「見えているか?」と聞いて、もし視力が低くてもその子にとっては分かりませんから「見えている」と答えます。それよりも、遠くを見る時に目を細めていないか、昼はよく打つのにナイトゲームになると三振が多くなるなど調子が悪くなっていないか、その背後には視力が関係しているかもしれません。

子どもの頃に外で遊ばせることで視力が回復する可能性があったり、子ども時代のトレーニング方法で将来の運動能力が変わってくるなど、知っておくべき重要なお話をたくさんお聞きできました。子どものいる友人にさっそく話したいと思います。先生、今日はお忙しい中ありがとうございました。

スポーツに特化した
メガネ「アイガード」

スポーツ専用のゴーグルタイプのメガネ。子ども用は特に、サッカーチームや保護者からの支持が増えています。
耐衝撃性に優れるラバータイプのパッドや、シリコン素材のサイドクッションが頭部や顔を守ります。
レンズは極めて耐衝撃性が高く割れにくいものを使用。反射を防ぎ、競技中のアイコンタクトもスムーズに行えます。
消耗したパーツのみの交換も可能です。

※オーダーメイドのため、お渡しまで10日~2週間かかります。
※東京メガネでは、度入りのスイミング用ゴーグルも承っています。

2012年4月24日 取材
インタビュー・文 /  ほそねひろこ(フリーライター。旅行雑誌や医療系、企業の取材など幅広く活動)